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代表社員税理士インタビュー【松永卓朗】

代表社員税理士インタビュー松永卓朗

大阪事務所を立ち上げ、代表になられた松永社員。事務所内で色々な人とよくお話ししている姿を見かけます。
そんな松永社員が相続税専門税理士となったきっかけや、日頃意識していること、大阪事務所に込めた熱い思いを聞くことができました。

祖父の相続をきっかけに相続税の勉強を開始し、相続税専門の税理士に

インタビューワー

松永さんはどうして相続税専門の税理士になられたのでしょうか?

松永

私はもともと音大出身で、音楽家として活動しながら、大学や音楽スクールで講師をしていたのですが、東日本大震災が起きたことをきっかけに、手に職をつけようと思い、同じ先生職である税理士を目指すことにしました。

税理士の勉強をしている時に、祖父が亡くなり、相続を目の当たりにしたんですよね。父や叔父が苦労していたのを見て相続税ってどんなものだろうと興味を持ち、受験においても相続税法を選択することにしました。

実体験もあって、相続税の授業がとても面白く感じ、得意科目になったので、そのまま相続税専門の税理士法人に就職しました。

インタビューワー

親族の相続税申告書のミスを発見して相続税の還付を受けたと聞いたのですが本当ですか?

松永

そうなんですよ。祖父の相続税申告は親戚の税理士が行ったと聞いていました。私もまだ税理士になっていたわけではないので、その時はそんなに気にしていなかったのですが、2次相続で祖母が亡くなった時、相続税専門の税理士として働いていたので、私が祖母の相続税申告を行うことになりました。

その際に、参考情報として1次相続の申告書を見たのですが、普通にミスがあって、「あれ?」となり、更正の請求を行うことにしました。その結果、支払った相続税が全部還付されたんですね。身内の役に立って、初めて相続税の勉強をしてよかったと実感しました笑。

当初依頼した親戚の税理士は会計をメインにしていた税理士で、相続税の経験が豊富だったわけではなかったんですよね。

とにかく人と話すのが好き。相続でも会話の中から対策の糸口が見つかる。

松永卓朗
インタビューワー

松永社員はよく人と話をするのが好きだと、事務所内でも有名ですよね?

松永

おしゃべりとも言われますけどね笑。

だけど、この人と話すのが好きな性分というのは、相続においては結構うまく行くことが多いと感じています。

相続って、単に税金計算して終わりではないんですよね。やっぱりそこには人間関係が絡むし、ご家族それぞれの気持ちというのがあります。また、よく話を聞かないと全体像がわからなかったり、論点が見つけられずゾッとすることもあります。

また、よく話を聞かないと全体像がわからなかったり、論点が見つけられずゾッとすることもあります。

例えば、亡くなった人が昔何をやっていたか、どういうキャリアを積まれたのか、をお聞きしてライフスタイルを想像する。そこから派生する相続に関することを考える。アメリカで働いていた、と聞いたらアメリカの年金受け取っているのかとか、特殊な職種では給与とは別に使途不明金のようなものが支給されているケースもある。

そうして話の中から論点を見つけて対策を提示したり、お客様のご心配事を把握したりする。これは書面だけ睨めっこしていても気付けないことだったりします。

書面に故人のライフスタイルや、気持ちは書いていませんから。

インタビューワー

そもそもなんで人と話すのが好きなんですか?

松永

うーん、なんででしょうね笑。

1つ明確に影響を与えているなと思うのは、思春期の頃に入ったバイクのツーリングチームですね。

そこでは、自分より目上の人しかいなくて、当時の先輩たちの話って、自分の知らないことばかりだったので、とても刺激的で、先輩の話を聞くのが大好きだったんですよね。

そこで自然と素直に先輩の話をよく聞くということが身につきました。それが今の私の人の話をよく聞くという原点になっている気がします。

人生何があるかわからないですね笑。

最初喧嘩腰だった相続人の方が、最終面談では180度態度が変わり、とても感謝された。

松永卓朗
インタビューワー

これまで1番うれしかったことを聞かせてください。

松永

やっぱり、お客様に「依頼して良かった、ありがとう」と言ってもらえた瞬間ですね。家族間で「お願いしてよかったね」と話しているのを聞けた時も嬉しいですね。

昔こんな人がいました。最初の面談では妙に喧嘩腰で、最初から喰ってかかってくるような人だったんですけど、よく話を聞いて気持ちを理解し、気持ちに寄り添ってご提案を続けていたら、最終面談の時には180度態度が変わっていて、「君に頼んでよかったよ」と言ってもらえました。

お客様のお話をよく聞いて一生懸命対応してよかったなと思った瞬間でした。

インタビューワー

さきほどのよく話を聞く松永さんらしいエピソードですね。
まだ話したそうですか、話しますか?笑

松永

ありがとうございます、話させていただきます笑

あとは、相続税申告でお会いした地主の方から、遺言の作成までお願いされた時、信頼されているなと感じます。

他にも、相続税申告の業務を、所得税の確定申告のようなイメージを持たれていて書類を整理して申告書を作成することだと思われていることが多く、評価減で税金が減らすことができると、「すごいね」となったりする。

さらに、申告だけではなく、譲渡を含めた相続トータルでの税金軽減のご提案などは相続税申告にとどまらないので喜ばれることが多いです。

文献を読んでも出てこない複雑な土地の評価経験が私の圧倒的な強み

インタビューワー

これまでの経験を活かして大阪の皆様にご提供していきたいことを教えてください。

松永

相続では、財産評価の方法(税理士の腕)によって納税額が大きく変わる可能性があります。

私はこれまで、土地の形が歪だったり、筆界がいい加減だったり、特殊な場所にある土地であったり、複数の地主が持ち合いながら貸し出しているような土地であったり、評価減と評価方法をどうとるのか判断に迷うような土地の評価をこれまでたくさんやってきました。

土地の評価と言っても、何の論点もないような土地の評価から、文献を読んでも出てこない複雑な土地の評価まで様々です。これらの特殊な土地評価の経験は、全く同じケースではなくても、考え方が転用できるケースは多く、さまざまな土地の評価に応用が効くようになりました。

おかげで、土地の評価において、これ以上は税務署に否認されるだろうな、この解釈は通用しないだろうな、という線引きができる。これは私の圧倒的な強みになっていると感じます。なので、土地を相続される方に最善の評価をご提供していきたいと思います。

ただ、土地の評価だけでは相続はうまくいかないんです。

インタビューワー

土地の評価だけでは相続はうまくいかないとはどういうことでしょうか?

松永

特に、不動産の相続はどうしても金額が大きかったり、揉めたりする原因となります。

不動産をどうしていくか、使うのか売るのか、自分が住むのか貸すのか、それを1次相続の時に解決するのか2次相続の時に解決するのか。加えて、金額の公平さだけではなく、気持ちの公平さも大事だったりする。

きちんと評価して終わりではなく、お客様との会話の中で、ご家族ごとの最適解を見つけてご提供していきたいですね。

だから私はお客様に結論ありきで話すことはしません。

単純に税金を少なくすることも大事だが、税金が少ないことがご家族にとって最適ではないことも多いからです。

だからこそ、会話を大事にし、ご家族にとって最善の相続の形を見つけたいんです。

大阪でも話しやすい事務所、話しやすい人であり続けたい。

インタビューワー

大阪事務所をどうしていきたいか教えてください。

松永

やっぱり大阪でも話しやすい事務所、話しやすい人であり続けたいですね。

事務所は千里中央にあるのですが、新しいマンションもありますが、せんちゅうパルのように昔ながらの雰囲気も残っていてとても気に入っています。

インタビューワー

話しやすい相続税専門の税理士ですね。
いろいろお伺いでき、松永さんが代表される大阪事務所の今後が楽しみです!

松永

おおきに!頑張っていきます!!

松永卓朗

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